親の薬チェックリストは、「防災」そのものです。
災害時、意外と困るもののひとつが「薬」です。
水や食料は備えていても、
「親がどんな薬を飲んでいるのか、家族が把握できていない」
というケース、実はかなり多いんですよね。
これ、もしもの時には本当に困ります。
たとえば、
・避難所に行った
・病院にすぐかかれない
・お薬手帳が流されてしまった
そんな状況になった時、
「どんな薬を飲んでいるのか」
「どこの病院に通っているのか」
「どれくらい残っているのか」
これが分からないと、必要な医療につながるまでに時間がかかってしまいます。
特に高齢の親世代って、
・薬の名前を覚えていない
・複数の病院に通っている
・家族に共有していない
ということも珍しくありません。
だから防災って、
「物を備える」だけじゃなくて、
“情報を整理しておくこと”
も、とても大事なんですよね。
今日は、
親の薬チェックリストについてまとめてみます。
なぜ「薬リスト」が必要なのか
災害時は、医療インフラが止まることがあります。
・病院が閉まる
・薬局が機能停止する
・カルテにアクセスできない
・交通遮断で通院できない
こういったことが、実際に起こります。
東日本大震災でも、
「薬が分からなくて処方できない」
という問題が各地でありました。
高血圧や糖尿病、心疾患など、
慢性疾患のお薬は、
数日飲めないだけでも体調に影響が出ることがあります。
だから、
「家族が薬情報を共有しているか」
これは、すごく大切な防災対策のひとつなんです。
防災は、「情報を整理すること」でもある
防災というと、
・水
・食料
・防災バッグ
をイメージする方が多いと思います。
もちろん、それも大切です。
でも実は、
「家族の健康情報を共有しておく」
これも、かなり重要な備えなんですよね。
物を備えるだけじゃなく、
“情報の空白”をなくしておく。
それが、
家族を守る防災につながります。
最低限、確認しておきたいこと
紙でも、スマホのメモでも大丈夫です◎
まずは、これだけ整理しておくと安心です。
基本情報
・氏名
・生年月日
・血液型
・持病
・アレルギー
薬情報
・薬の名前
・飲む回数
・飲む時間
・処方している病院名
・担当医
・薬局名
・次回受診日
管理情報
・薬の保管場所
・何日分ストックがあるか
・お薬手帳の場所
・保険証の保管場所
ここまで分かっていれば、かなり安心です。
いちばんおすすめなのは「写真」
高齢の親に、
「薬の正式名称を全部書いてね」
というのは、なかなか大変です。
なので、まずは
スマホで写真を撮るだけでも十分です◎
・薬そのもの
・薬袋
・お薬手帳
・処方箋
・保険証
この5つを撮っておくだけでも、
安心感はかなり変わります。
家族LINEや共有アルバムに入れておくのもおすすめです。
「親が嫌がる問題」は、かなりあるあるです
たぶん、こういう反応もありますよね。
「そんな大げさな」
「わたしは大丈夫」
「勝手に触らないで」
すごく分かります。
でも、防災って、
“何も起きなかったら使わない準備”
なんですよね。
火災保険みたいなものです。
だからこそ、
「管理したい」ではなく、
「もしもの時に、家族みんなが困らないようにしたくて」
という伝え方のほうが、
受け入れてもらいやすい気がしています。
今日やること
5分だけで大丈夫です。
「今飲んでる薬、写真だけ撮っておこうか?」
まずは、その一言からでOKです◎
防災って、
大きな備蓄をすることだけじゃなくて、
こういう小さな確認を積み重ねることでもあります。
家族の健康情報を共有することは、
“安心を備蓄する”こと。
一緒に、少しずつ備えていきましょう😊
このSubstackでは、
・医療×防災
・親の薬の備え
・「もしもの時に困らない準備」
について、薬剤師の視点からゆるく発信しています😊
防災って、
すごく大きなことをしなきゃいけないイメージがありますよね。
でも実際は、
・薬を確認する
・連絡先を整理する
・家族で少し話してみる
そんな“小さな備え”の積み重ねが、とても大切だったりします。
日常の中でできる備えを、
できるだけわかりやすくまとめていきます。
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あさひさん、防災における「情報の空白」のリスクを見事に言語化された、すべての家族に読んでほしい素晴らしい記事ですね!
日々、病院運営やBCP(事業継続計画)に携わる中で、災害時に患者さんの「薬の情報」が途絶えることの恐ろしさを痛感しています。医療インフラが混乱する中、ご家族のスマホにある「お薬手帳や薬袋の1枚の写真」がどれほど医療従事者の助けになり、何よりご本人の命を繋ぐか。「安心を備蓄する」というあさひさんのメッセージ、地域医療の現場からも強く共感・応援いたします!